2025/7/24
こんにちは。DX推進室長の北沢です。
DX関連のブログの投稿です。
エンドユーザーからの返送物の処理を今まで、人間が目で見て、エクセルに返送記録をとっていましたが、
簡単なウェブアプリを構築して、OCRで自動文字起こしをしつつ、スプレッドシートに自動で記録される仕組みを作りました。
外付けカメラをいくつか試してみて、安物のカメラでも十分に運用が可能でしたので、共有したいと思います。
返送時のために伝票印刷の段階で、注文情報を特定できる注文版後うなどを埋め込んでおきます。
管理用のエクセルファイルに注文番号や会員番号を記録し、写真も撮影します。
開墾して、内容を確認し入庫をします。
パソコン
WEBカメラ
ウェブアプリケーション
文字起こし(Google Cloud Vision)
スプレッドシート
カメラを起動して撮影をすると、撮影画像とともに、会員番号の部分に文字起こしされた結果が表示されます。
抽出する会員番号には特定のルールがあるため、文字起こし結果から、会員番号を自動で抽出をします。
問題なければF2で登録することでスプレッドシートに書き込まれます。
仕組みそのものは大したことはなく、ノーコードのツールでも実装できると思います。
登録をするとスプレッドシートにこのような形で登録されます。
画像リンクを押すことで、自社サーバに記録をした撮影画像を確認することができます。
ハマったのは、小さな文字に焦点があうカメラ選びです。当然安ければ安いに越したことはない。
一般的なウェブカメラは、相性が悪いことがわかりました。
・焦点距離が長くて、接写だとぼやける。
・オートフォーカスが人物を基準としているせいか、遅い。
・下向きに固定ができない。
数種類試しながら、わかったことは、
・書類撮影に特化している書画カメラ(自炊カメラ)を選ぶことです。
ぼくらがオススメするのは、こちらのカメラです。
パソコンとUSB接続して、外付けカメラとして機能します。
こちらをウェブブラウザから操作をしますが、フォーカスは固定とオートがあり、ハード側で設定します。
かなり寄って撮影もすることができるので、文字を撮影するのに非常に適しています。
登録作業が1/3程度になりました。(20秒→7秒)
入力ミスがなくなりました。
記録がそのまま共有できるので、不毛なやりとりがなくなりました。
画像も保存されるため、後々見返す際にも、ものを探さなくても良かった。
今回配送伝票を読み取りましたが、請求書やFAXでも同じことが可能です。チャットワークやLINE、Slackに自動投稿したり、応用も可能です。
OCRのツールはいろいろ販売していますが、以外と簡単にできるので、社内にエンジニアがいたり、ノーコードツールを使える方がいれば、内製化してみてはどうでしょうか。
社内では難しい場合は、ご相談いただければと思います。